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感想評価)前作よりも怖くなくなった!…IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(感想、結末、裏話)

 

    

前作よりも怖くなくなった!…IT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(感想、結末、裏話)

 

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映画.comIT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。の作品情報より引用

(C)2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 

 

 

キャスト

 

ビル・デンブロウ
ジェームズ・マカヴォイ

 

少年時代のビル
…ジェイデン・リーバハー

 


ベバリー・マーシュ
ジェシカ・チャステイン

 

少女時代のベバリー
…ソフィア・リリス

 


ベン・ハンスコム
…ジェイ・ライアン

 

少年時代のベン
…ジェレミー・レイ・テイラー

 


リッチー・トージア
ビル・ヘイダー

 

少年時代のリッチー
…フィン・ウルフハード

 


マイク・ハンロン
…イザイア・ムスタファ

 

少年時代のマイク
…チョーズン・ジェイコブス

 


エディ・カスプブラク
…ジェームズ・ランソン

 

少年時代のエディ
…ジャック・ディラン・グレイザー

 


スタンリー・ユリス
…アンディ・ビーン

 

少年時代のスタンリー
…ワイアット・オレフ

 


ペニーワイズ
…ビル・スカルスガルド

 

 

あらすじ~

 ベニーワイズからの激闘から27年後、みんな43歳程の叔父さんになっていったみんなだが、そんな時、デリーに謎の事件が起きた。

その際、マイクは現場には赤い風船があり、柱には血のメッセージが書かれていたのだ。

 そして、マイクはみんなに声をかけ、旧友たちと楽しくお酒を飲みながら話しているとベニーワイズが占いにとあるメッセージを送ってきたのであった…

 


 

 個人的評価…7/10

 

 

 

      

     

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楽しき同窓会

映画.comIT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。の作品情報より引用

(C)2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

一文感想 ↓

トラウマと引きずった青春と勇気にit(それ)に挑む!

 

 

 前作のitそれが見えたら終わりを鑑賞済みの方は、わかるであろう、各キャラは様々なトラウマを抱えている。

デブと言われていて、自分に自信が無かったり、家の宗教が嫌だったり、父に恨みが性的暴行を受けていたり…そして、ジョージを失ってしまった負い目をもっていたり。

 

 

そのトラウマを上手く利用しつつ今作も一人ずつ追い込んでいっている。

追い込み方は、前作と違いどちらかと言えば、モンスターパニックよりになっており、怖さは半減してしまっている印象を受けてしまったのが残念だ。

 

 

ただ、そういったトラウマを打ち破る勇気と27年前の続きというべき青春が残されていて、40前後なはずなのにまだまだ子供…当時の姿がダブって見えるような印象をうけた。

おそらく、そういう映像の見せ方をしているというのも相まって、大きな子供という印象を受けてしまった笑

前作の27年前の子供時代と同じで、様々なトラウマを勇気で跳ねのけよう!!というメッセージがひしひしと伝わってくる。

it(それ)が悪の象徴、トラウマの幻影をちらつかせつつどこか試練をあたえているような雰囲気だ。

 

 

3時間びっちり怖いというよりかは、所々弱いホラー要素を3~4割、前作の伏線回収だったり、トラウマを勇気を振り絞って克服していこうぜ!青春の続きしようぜ!というメッセージが他の6~7割といった感じで、個人的にはさほど怖いという印象はうけなかった。

 

 

ピエロの映画を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

 

 

 

 

下記詳しい感想 ↓     

     

     

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ベニーワイズ

映画.comIT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。の作品情報より引用

(C)2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

前作とは違う、モンスターパニックよりなホラー

 前作は、ベニーワイズが襲い掛かるシーンがあるが、実際前半は実害を与えていない。

それに加え、色んな手法を凝らして襲い掛かっており、トラウマを上手い具合に怖く表現していたので、昼間という雰囲気なのに怖さを感じられたが、今作はゴリゴリ物理攻撃主体。  

この差が自分が怖くないんじゃないかと感じる主な原因で、モンスターパニックじゃないのかと思わされた要因でもある。

 

ベニーワイズのやり口が分かっている事、3時間の中で「ここは怖くありませんよ。」「こっから怖くなりますよ!」と言っているようなストーリー展開なんで、身構えることができる。

 これでは、怖さ半減だ。

身構えずに急に怖い雰囲気に入るから、怖いのであって、心の準備が出来てしまったら意味がない。

 

怖さを期待して観に来た人は大変残念に思えるであろう。

 

 

 

 

        

     

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懐かしき幼少期

映画.comIT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。の作品情報より引用

(C)2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

27年越しの様々な思いが交錯する

前作の少年少女たちの甘酸っぱい青春物語が40過ぎの大人でも引きずっている。

 ベンとベバリーとビルの三角関係の行方もゴリゴリ引きずっている。

最初の方では、何だろう…同窓会のような雰囲気を醸し出しつつもベニーワイズが空気を読まずに怖がらせてくる。

というより凄い…凄い気持ち悪かったというのが正直な印象だったが…笑

この ベンとベバリーとビルの三角関係模様の話がちょくちょくと出てくるので、結局どう転ぶかというのもある種今作の映画の見所といえるだろう。

 

 

27年間の間、みんないろんな事があったというのも話されている。

おのおのどういう職種についているか~とか見ていると、性格にぴったりな職業ばっかりなんじゃないかと個人的には思ってしまい、ついつい笑ってしまった。

というよりベバリーの男運の無さは、観ていて同情してしまう程だった。

是非とも幸せになってもらいたいと願いながら鑑賞していましたね。

それに子供の時と大人のキャスティングの上手さに驚いた。

小っちゃい頃の雰囲気が残っているようなキャスティングだったので、観ていて違和感がなかったが…ビルだけがすげぇ変わっててびっくりした笑

それは…見てのお楽しみ!…うん、これはきっと愛の力だな!!うん、愛って素晴らしい!!!って思わされて、そんな一途で頑張り屋なビルをついつい応援したくなってしまった笑

 

 

まさかのあいつがでてきたんです!

で、誰だよ!?ってなると思うんですが、負け犬クラブたちの関わりの深いあの人物の27年間の軌跡もチラッと出てきており…というより、あいつもう人間辞めてるだろって程化け物風になってましたね笑

最後は、あっけなく終わってしまい、見ていた自分は、こいついるか??って思ってしまった。 

 

 

 

 

 

 

    

     

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下水道を探検するビルたち

映画.comIT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。の作品情報より引用

(C)2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

謎がまだまだ残ってる!?

 とある部族の謎

マイクが訪れたとある部族、その部族がどこにいて、なんでベニーワイズと関わりがあるかとかなんでそんな倒し方知ってんのとか色々謎がありますが、今作でも謎のまま…

個人的に凄い気になるんですよね…

 

ベニーワイズの出生について

予告編でもあった通り元は人間なのか??と思わせるシーンがありましたよね?

ですが、どうやらそうでもない?ような雰囲気なんですよね。

だからといって、ベニーワイズは、こういうのだ!というしっかりとした説明もないままなんとな~くふわっとしたイメージしか表現されていませんでしたね。

 

なぜあの街にきたのか

これは、最大の謎なんですよね。

なんで、あの辺鄙な街に昔っから来ていたのか… 

 というより、元々あの街にいたのかどうなのかとか、なんであんな地下下水道の奥底に居座ってんのかとか色々謎です。

 

観ていて思った大きな疑問が3つほど…

もしかしたら、今作の興行収入的に良かったら、ベニーワイズ誕生秘話映画…言うなれば、itゼロ的な映画を作るんじゃないかとちょっと期待しています。

そりゃ、気になりますからね笑

 

 

 

 

 

 余談、裏話…

         

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トラウマと戦うベバリー

映画.comIT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。の作品情報より引用

(C)2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 

前作の未公開シーンが今回使われていた!スタンリーが教会で大人の洗礼をするシーン

 

 
ベバリー役のジェシカ・チャンスティンは、大量の血を浴びるシーンでは、撮影自体も大変だったが、匂いが1か月くらい取れなくて、血みどろ状態が1か月続いているようなそんな感覚だったとか

 

ベニーワイズとの下水道のシーンは、2週間に及ぶ撮影で首まで水につかった状態が10時間以上続く日々だったのだとか
臭かったし虫とか人の形の頭とかいろんなものが水面に浮かんでいたのだとか


ビル役のジェームズマカヴォイはitから走って逃げるシーンで足の筋肉を肉離れしてしまったのだとか
ただ方向転換しただけのシーンらしいですね。

 

 

結末~

 

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少女に狙いを定めたベニーワイズ

映画.comIT イット THE END “それ”が見えたら、終わり。の作品情報より引用

(C)2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 

 

  キャストの詳しい説明

ビル・デンブロウ

( 吃音の人で、小説家で結婚している)
ベン・ハンスコム

(転校してきたばかりの太めの少年だったが、建築関係の会社を立ち上げ、細マッチョになってた)

リッチー・トージア

(ビルの親友である眼鏡の少年で、軽口ばかり言っていた。大人になってコメディアンとなった)
ベバリー・マーシュ

(いじめを受けている大人びた少女。父親から性的暴行を受けていたが、夫からもDV受けてる)
スタンリー・ユリス

ユダヤ系の少年で、教会の息子。結婚していて、幸せそうな感じだった)


マイク・ハンロン

(アフリカ系の少年。家業である屠殺業の見習い修行中。一人だけ街に残りひたすらベニーワイズを倒す方法を探し続けてた)
エディ・カスプブラク

( 喘息持ちの少年で過干渉の母親に行動を縛られていたが、リスク管理の仕事をしており、妻が母親そっくりだった)
ヘンリー・バワーズ

(ベンやマイクらに執拗な暴行を加えている不良グループのリーダーで警官の息子。実は、生きていて、ずっと精神病棟に閉じ込められてた)

 

 

 

ベニーワイズを倒す方法が実は失敗する可能性が高いという衝撃の事実

 とある事件で、ベニーワイズが再び動き出したことを察したマイクは、みんなを招集したが、スタンリーは自殺?してしまった。

ベニーワイズを倒すには、マイクがとある部族から教えてもらった方法(変なツボの中に思いでの品を犠牲にして、ベニーワイズの光の玉を闇に葬る方法)しかないということだ。

だが、この町を離れていた際に街にいた頃の思い出をみんな忘れるらしく思い出を思い出す作業をするが、ベニーワイズが邪魔をする。

 

それにヘンリーがベニーワイズの手引きにより精神病棟から脱出し、ビルたちに襲い掛かるが、最後はリッチーに斧で頭を勝ち割られ死亡する。

なんとか各々思い出を思い出したが、ベニーワイズの策略により、ビルはひとり地下のベニーワイズと戦った場所に向かおうとしてしまう。

だが、マイク達がビル一人乗り込む前に駆け付け、結局一緒に乗り込むことになる。

奥深くのベニーワイズの寝床にて、マイク達はベニーワイズを倒す唯一の方法とやらを行い倒そうとするが、実は、その部族たちも失敗しており、それをマイクが隠していた。

失敗に終わってしまい、なんとか各々ベニーワイズから逃げていた。

そして、リッチーが絶体絶命に陥った際、エディがぼっこでベニーワイズの口を貫き、よし勝った!と思いきやベニーワイズは生きており、エディ胸を爪で貫かれ、ひん死に陥る。

ビルたちはエディを連れて隠れて逃げようとしている最中、エディが自分が一人の時、恐怖をあまり感じていなかったら、あいつ弱かったぜ!はは!!と言い始め、ビルは、恐怖を感じなければ、ベニーワイズは小っちゃくなる(弱体化できる)と分かった。

 

そして、ビルたちはみんなでベニーワイズに立ち向かう。

恐怖を乗り越え、強い勇気で立ち向かった際、なんとドンドンベニーワイズが小っちゃくなってくではないか。

小っちゃくなったベニーワイズから心臓をくりぬき、みんなで握りつぶし、ベニーワイズは、灰となって消えていった。

 

リッチーは、エディの元にかけよるが、エディはすでに死んでいた。

ビルたちは、エディを連れてこうとするリッチーを無理くり引き離し、地上に脱出。

あのベニーワイズの住処は跡形もなく崩れ去った。

その後、ビルたちは、エディの死を弔いつつ、子供の頃飛び込んでいた懐かしの場所で童心に返り遊んでいた。

その後時は過ぎ、ビルは、マイクの電話を取ったら、とある手紙が来ていること、それをとりあえず見ろとのこと。

その手紙は、スタンリーからで、自分は怖さに勝てないから自殺したように仕向けていた事。

遠い地でみんなの無事を祈ってるという事が書かれていたのだった…