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感想評価)クリスマスに観たい感動作…Netflix映画クロース(感想、結末、裏話)

 

    

クリスマスに観たい感動作…Netflix映画クロース(感想、結末、裏話)

   (更新日: 2021/01/01)

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Netflix公式サイトのクロースの作品情報より引用

 ©ガード2019 Netflix La leyenda de Klaus Inc. All rights reserved

 

 

 

キャスト

 ジェイソン・シュワルツマン

 

J・K・シモンズ

 

ラシダ・ジョーンズ

 

ウィル・サッソー

 

ネダ・マルグレーテ・ラッバ

 

セルジオ・パブロス

 

ノーム・マクドナルド

 

ジョーン・キューザック

あらすじ~

自己中な郵便配達員と人を寄せ付けないおもちゃ職人。この2人がなぜかいっしょに、暗く凍てつく町にオモチャを配達。

芽生えた友情は、喜びと奇跡をもたらす。

 

ネットフリックス公式サイトのクロースの作品紹介、解説欄より引用

 


La Leyenda de Klaus | Tráiler oficial | Netflix

原題、La leyenda de Klaus

上映時間、98分

監督

  セルジオ・パブロス、カルロス・マルティネス・ロペス

配給、ネットフリックス

 

 

ストーリー…8/10

キャスト…7/10

 

 感動度…5.5/6

 個人的評価…9/10

     

     

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Netflix公式サイトのクロースの作品情報より引用

 ©ガード2019 Netflix La leyenda de Klaus Inc. All rights reserved

一文感想 ↓

子供の純粋さと何処かファンタジーの世界が織り成す感動…面白い映画。

クリスマスに関するお話で、3DCG映画で時間は約90分。

クロースの日本語声優は、玄田哲章さんといい声優をチョイスしているぞ。

この映画は、ファミリー向けでコメディ要素もある(ネットフリックス公式での括りがコメディも含んでた)。

コメディ要素に加え、一番言いたいのは感動したという事だ!

 

子供笑顔、純粋さに勝るものはない

子供もやりたい、ほしいという純粋さの前では小さな事だと感じてしまった。

なんともこの純粋な心が眩しくて眩しくて…とあるシーンは、ほんと心打たれてしまったものだ。

 

他にも元3DCGデザイナーとして、色々思う事があった。

それは、何処かディズニーの雰囲気を醸し出しているという事だ。

デザインにストーリーと何処かディズニー臭がした。

いや、ピクサーかな?

でも、ラストは他の映画とは違ったいい味のあるラストで、個人的には最高に好きだ!

まぁ、これ3Dじゃないみたいなんですけどね笑 

 

最後に面白い映画の定番ともいうべきもの…クロースとジェスパーの定番コンビの存在だ。

クロースの大柄で無口だけど、心優しい人と堕落しきってるが、口や頭が回るジェスパー。

正反対とも言えるコンビは、何処か定番だけど、映画をより面白くするのに必須要素だ。

 

心温まるコメディを観たいという方、クリスマスに観るファミリー向け映画を観たいという方は特にオススメだ!

 

 

他の人のレビューだと…

フィルマークス 4.2

映画.com 3.7

 

かなりの高評価だ。

恐らくこれをつまらないという人は、殆どいないんじゃないかと思うレベルの高評価。

 

高評価の意見は…

2Dというデザイン性に驚いているということ。

これだけ、綺麗に動いて、綺麗な色調なのだから、3Dと間違いそうになるほどだったみたいだ。

子供達がとにかく可愛いということ。

楽しく遊んだり、素直に喜ぶ姿は、やはり可愛かったですね。

 

めっちゃ感動する。

 クリスマスの映画で、心温まる展開…ラストの終わり方と感動する要素はたくさんあったみたいですね。

と高評価の意見は、上の意見が殆ど。

ストーリー性が良い、サンタクロースの違った視点の誕生秘話が観れるといった高評価意見もありました。

 

低評価の意見は…殆どありませんでした。

唯一、あのモーションのつけ方が合わない人がいて、そこを指摘した人がいたくらいですね。

 

 

下記詳しい感想 ↓          

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Netflix公式サイトのクロースの作品情報より引用

 ©ガード2019 Netflix La leyenda de Klaus Inc. All rights reserved

子供の笑顔と純粋な心に勝るものはない

大人は、どこか身勝手になってしまうもの。

この映画の舞台であるスリレンズブルクはどこか訳アリで、どの郵便局員も務まらないとある理由がある。

だが、そんな大きな理由も…

 

子供もやりたい、ほしいという純粋さの前では小さな事だと感じてしまった。

 

それも何も子供が喜んでいる姿を観た時に泣きそうになってしまった。

これは、クライマックスとかではない、話の中盤でだ。

親の世代が見たら、ウルッときてしまうだろう。

涙もろい人だと号泣ものだ。

ほんと心打たれてしまったものだ。

 

        

     

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Netflix公式サイトのクロースの作品情報より引用

 ©ガード2019 Netflix La leyenda de Klaus Inc. All rights reserved

何処かディズニーの雰囲気を醸し出している

 

デザインにストーリーと何処かディズニー臭がしたように思えた。

まずデザインは、どこか親しみやすい感じで、デフォルメされているキャラクター。

動きもディズニー独特の動き…どこか柔らかさのある動きだ。

 

例えば、飛ぶ動作があるとしよう。

そうしたとき、一度踏ん張るんだが、その踏ん張る時に潰れたような絵を入れて、飛んだ時には、伸びた動きをする。

体全体で伸縮するような柔らかさのある動きがディズニーの動きの特徴の一つだ。

それが、ふんだんに使われていたから、ディズニーの雰囲気がした。

 

それにストーリー展開もどこかディズニーにありそうな展開だった

独特な設定に途中まで楽しくコメディ調で途中ちょっとしたシリアスな部分も挟んでくる…

そういったストーリー展開は、ディズニーの十八番というべきものだろう・

そんなストーリー展開だから、よけいディズニー感が出ていたのだろう。

    

     

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Netflix公式サイトのクロースの作品情報より引用

 ©ガード2019 Netflix La leyenda de Klaus Inc. All rights reserved

クロースとジェスパーの定番コンビが面白さの秘訣

クロースの大柄で無口だけど、心優しい人と堕落しきってるが、口や頭が回るジェスパー。

無口で何処か影のあるクロースは、人と関わることをしなかった雰囲気だ。

それでいて、見た目はもう…サンタクロース!

含みのあるキャラクターに仕上がっている(この含みの部分の伏線は後々わかる)

 

次に今作の主人公のジェスパーは、お金持ちのボンボン設定でただのバカ…ではない。

映画を観てって、意外と頭がいいんじゃないか!と思ってしまった笑

口も頭の回転も良いジェスパーで、人当たりも良い。

やる気がないだけで、やればできる子のジェスパーだ。

 

この2人の正反対ともいえるコンビは、何処か定番だが、観ていて飽きない。

飽きないが故に映画に引き込まれて行って、映画を面白くしてくれる…ような必須要素だろう。

 

結構実写映画でもこういったコンビ映画があって、結構面白い。

やはりこういう主人公の2人組のコンビ映画というのは、こういう感じだとヒットしやすいのだろうか…

 

 

 

 余談、裏話…

         

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Netflix公式サイトのクロースの作品情報より引用

 ©ガード2019 Netflix La leyenda de Klaus Inc. All rights reserved

 パブロス監督は「有名だけど生い立ちが不明なキャラクターを描きたかった」と、古く馴染みのあるサンタクロースの伝説を作り上げたきっかけを語っている。

またストーリーに加え、アニメーションとしても新しいスタイルを取り入れ「背景にシールを貼ったような図にはしたくない。これはCGを使わない現代のアニメだ」とアニメーションスタイルへのこだわりも明かしている。

映像は下記に張り付けておきました。

 

 

www.youtube.com

  

 

 

 

 

ネタバレ感想

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子供の笑顔にジェスパーとクロースの最期に最高に感動した!

2つの部族の因縁が原因で、ずっと喧嘩しっぱなしのスリレンズブルクの人達をジェスパーのアイデアで仲良くさせていく。

手紙を出せば、おもちゃをあげるよ!ってよく考えたものだと思ってしまった。

実はジャスパー頭いいんじゃないか!?と思ってしまったくらいだ笑

 

そんなアイデアで最初は乗り気じゃなかったクロースもジェスパーの後ろに精霊?それとも妻?の仕業なのか、雪の粉が纏わりついて…どこかクロースを導いているようだった。

最初は、クロースの妻が病気で子供もできずに死んでしまったなんて悲しい事実は知らなかったから、よくわからなかったけど、分かった今だから言える…

妻が孤独なクロースを心配してたんじゃないか??

そう考えると涙が…(´;ω;`)

 

 別の項目で書いたが、子供たちのプレゼントを貰って、喜んで遊ぶ姿を隠れてジャスパーとクロースが観察しているシーン。

めっちゃ感動した!

自分もニヤついてしまった。

 

それにラストのクロースのラストも…自分の解釈としては、妻が迎えに来たという感じなのだろうなぁ…

穏やかな表情で旅立ったクロースを見届けた視聴者は、悲しい…というより良かったねぇ(´;ω;`)という感情があふれ出てくるに違いない!

自分がそうだったから笑

ジェスパーとめぐり合わせてくれて、孤独から解放してくれた妻が最後は迎えに行くって展開は、最高にいかしていると思う。

久々にいい映画に出合えたなぁと思った。

 

  

結末~

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登場人物と簡単な説明

ジェスパー(郵便配達員で今作の主人公。お金持ちの息子)

クロース(スリレンズブルクに住むおもちゃ職人)

アルバ(スリレンズブルクの学校の女先生で後のジェスパーの奥さん)

ミセス・クラム(スリレンズブルクの対立していた女族長)

モーゲンス(スリレンズブルクの 対立していた男性族長)

 

 

クロースとジェスパーは協力してクリスマスにおもちゃを届けるが、結託した族長たちに邪魔されるもなんとか届け終わるのであった

 ジェスパーは、長年対立を続けてきたスリレンズブルクの2つ族たちたちの中を子供の純粋な心によって仲良くさせていき、郵便も機能し始めるが、ミセスクラムとモーゲンスはそれをよしとしなかった。

郵便屋とクロースのおもちゃの配達を邪魔する為、結託し、クリスマスのおもちゃの配達を邪魔する計画を計画する。

 

ジェスパーは、順調に配達をしていき、目標の6000通にもうちょっとというところまで来ているが、クロースたちに6000通の目標の事、6000通配達できなかったら、支援を打ち切るということを知らせていない状況。

ミセスクラムとモーゲンスがわざとたくさんの手紙を書いて、ジェスパーに配達させた。

知らぬ間にノルマを大きく達成したジェスパーは、ミセスクラムたちが呼んだ父親と対面、クロースたちに何故ここにきたのかを全て知られてしまい、喧嘩別れしてしまう。

(父親は、ミセスクラムが呼んできており、6000通達成すれば、帰るということを知っていたミセスクラムたちのジェスパーを追い出す作戦の一つだった)

ジェスパーは帰ろうとするが、スリレンズブルクの事が好きになってしまったので、帰ることなく、クロースの元へと戻ることに…

その時、クロースたちの元にミセスクラムが現れ、プレゼントを捨てようと襲い掛かる

クロースはジェスパーと合流し、何とか逃げるも追い込まれ、プレゼントは崖の下に捨てられてしまう

だが、それは偽物でおしゃべりな子供たちが大人たちが良からぬことを考えていると告げ口していたため、対策済みだったのだ。

そして、ミセスクラムの息子とモーゲンスの娘が崖で落ちそうになったのを救った事がきっかけで、恋の落ちていたのだった

クリスマスには無事プレゼントを配達し終わり、ミセスクラムの息子とモーゲンスの娘は結婚。

ジェスパーもアルバと結婚し2人の子供ができるまでに…

クロースは、ジェスパーと一緒に配達を続け、規模を拡大していったが、最後は雪?森の精霊?にお迎えが来たかと行って、突如姿を消す。(寿命で死んだという意味合いかな?)